今月21日にAMDの新ハイエンドGPU「Radeon RX Vega 64」を搭載したビデオカードが各社から登場し、実店舗ではほぼ即日完売という人気ぶりだったようです。
実はこのビデオカードはAMDとしては2年ぶりの高性能グラボということで、「PCゲーマー」たちの注目商品でした。
さらに、高騰著しい仮想通貨「イーサリアム」のマイニング速度が史上最高レベルという情報がリークされたこともあり、仮想通貨を採掘する「マイナー」たちにとっても期待の新製品だったわけです。
「仮想通貨マイニング」というと敷居が高そうですが、最近では自分のPCが最も効率よくマイニングできる仮想通貨を自動で選んで採掘してくれる「マイニングソフト」もあるため、専門知識が特になくてもお手軽にPCマイニングできるようになりました。
ただし、マイニングで「利益を出す」ためには最低限気をつけるべきポイントがあります。
諸外国と比べて特に電気代の高い日本では、「いかにワット効率に優れたマシンを組んでマイニングするか」が最大の鍵となります。
そのためには、
- 仮想通貨ごとに相性の良い適切なGPUを選択する
- ビデオカードを複数枚搭載できるマザーボードを選択する
- 変換効率の優れた電源ユニットを使用する
等の対策をしっかり行わないと、逆に電気代の方が高くついて利益どころか損失が出てしまう危険性もあります。
ちなみにAMDは、ブロックチェーンを活用する仮想通貨のマイニングに最適化された「ベータ版ドライバ」もリリースしており、今後の新ドライバの開発にも期待がもてそうです。
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